旅の僧が蒔いていった菩提樹
どんな伝承か
木更津市矢那の上金谷、石井家の宅地に一本の菩提樹の古木がそびえている。旅の僧が残していったものだと伝えられる。むかし一人の僧がこの家に一夜の宿を乞うたところ、家の者が快く迎え入れてもてなした。僧は立ち去るとき、礼として木像の不動尊を一体贈り、さらに菩提樹の種を一粒、自分の手で地に蒔いていったという。種は滞りなく芽を出して育ち、やがて大木となって名木と知られるようになった。菩提樹は覚樹とも道樹とも訳され、釈迦が悟りを開いた地に茂っていたと伝わる木である。
原典より
旅の僧が残したという菩提樹が木更津市矢那の上金谷にある。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。