小手指原の古戦場
どんな伝承か
新田義貞は八國山の将軍塚に立って戦況を見渡したと伝わり、山口谷から流れる柳瀬川に架かる勢揃橋は、義貞がここで軍勢を勢揃いさせたことに由来するという。さらに西方の畑中には、義貞が南朝のために尽くすことを誓ったと伝わる『誓詞ヶ橋』や、本陣を張った跡とされる『白旗塚』があり、その先に広がる小手指ヶ原の土には、かつて甲冑武者たちが激しく戦って斃れた者たちの血が今も含まれているのではないかと筆者は想像している。昭和十一年三月には埼玉県当局によって『小手指原古戦場』の碑が建てられたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代))