加賀山中温泉の火取魔
どんな伝承か
火取魔という名は、加賀の山中温泉の一例が『民間伝承』三巻九号に報告されたきりだと柳田国男は記す。路傍に悪い狐がいて蝋燭の火を取るという類の話は諸所にあるが、この霊が果たして蝋燭などを食うものかどうかは分からないという。石川県には、怪物の力で提灯の火が一時細くなるという言い伝えもあり、同様の例が他にもないか確かめてみたいと結んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。