谷あいをホラと呼ぶ伊豆の地名
どんな伝承か
明治四十三年五月、伊豆湯ヶ島に泊まった柳田国男は、天城を越える道すがら、谷あいを「ホラ」と呼ぶ言い方が美濃などと同じくこの地にもあることを知った。梨本のホラ、大鍋のホラなど、いくつもの地名を耳にしたという。飛騨で薪を下ろすのと同じ方式で、山から桑の枝を針金で運ぶ様子も見た。天城の南麓では大日如来の石塔や道祖神の石像も見かけたと日記に記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。