漱石、修善寺で大吐血し危篤
どんな伝承か
夏目漱石は『門』を書き終えた後、胃潰瘍のため伊豆の修善寺温泉へ転地療養に出た。ところが療養は逆効果になり、八月二十四日に大吐血して危篤に陥った。かねて神秘や不思議に強い関心を抱きながら、これといった神秘体験のできなかった漱石は、この事件で意識を失い、幽体離脱寸前ともいうべき不思議な世界に入り込むことになる。大吐血の後五、六日と経たないうちから時々一種の精神状態に陥り、やがて毎日のように同じ状態を繰り返し、ついには来る前からそれを予期するようになったと自ら書き残している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか