門に栽えるタイザンボク
どんな伝承か
そちこちの家々の門にタイザンボクという木を植えている。これはごく新しいものと思われるが、今ではこの村の家々の普遍的な特色となっている。由来を尋ねたけれども知る人は無い。あるいは泰山府君の神紋かと柳田は書き留めている。この辺の泰山府君は門口に榛の枝やツルノハを挿すといい、正月には柊、節分にはトベラを挿すともいう。枳殻の枝に柊の葉、あるいはモロクゲの枝を挿すのは、正月七日の朝のことであるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。