島原の酒庫で生き延びた三人
どんな伝承か
肥前島原半島で起きた寛政の山崩れの後、新たにできた平地に建物を建てようとした人が地形を築いていたところ、一か所だけ下が空洞になっている場所があった。掘り崩すとそこは一棟の酒庫で、中から痩せ衰えた三人が出てきた。一年余りのあいだ酒粕を食べて命をつないでいたといい、地上に出てまもなく亡くなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。