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為朝の北の方が別れを惜しんだ牧港の岩屋

所在地沖縄県浦添市字牧港(牧港の岩屋)
年代伝承(源為朝渡琉伝説)
登場源為朝公の北の方と若君
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

為朝公の北の方と若君が、船出の別れを惜しみに来たという牧港の岩屋なども、もとより立派な拝所である。南に峙つ英祖の森城、この浦添の城の神、さては北の蔭に世を隔てたヨウドレの古陵とともに、史蹟はすべて皆香の煙をもって保存せられている。そうして史蹟でもない空っぽの昔が、その煙のように薄れて行くのである。王都の気勢を支持すべき海の津も、那覇と泊においてはなお深く、安謝と牧港はまずあせた。浦添の按司が立って中山の王となれば、貢を積んで牧港に来た大和の船も、やがて泊の橋の下に紙や絹を運んだのであろう。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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