合馬の丑の刻参りと共同祈願
どんな伝承か
合馬では、願をかけるときは社寺へ足を運ぶのが本来だとされ、遠方であったり病で出向けないときだけ自宅から祈り、後日あらためて礼参りをした。近ごろは願をかける人自体が減り、お百度踏みや千度参りの話も耳にしなくなった。人形に五寸釘を打つ丑の刻参りがあったらしいと古老は語るが、実際に目にしたという者はいない。祈願はふつう一人ひとりで行うものの、天災や流行り病のときには地区そろって願をかけた。この土地の神社の多くは、そうした共同の祈願のために分霊を勧請して建てられたのだともいわれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。