田代の庚申祭
どんな伝承か
北九州市八幡東区田代の庚申祭は、六一日ごとに巡ってくる庚申の日に、持ち回りの座元の家で開かれる。参加できるのは各家の主人、すなわち男に限られている。座元では床の間に鼻高天狗の面幅と猿田彦大神の書幅を掛け、おはぎを供える。参加者がそろうとまずおはぎを食べ、そのあとに祝宴が催される。各人の膳には刺し身、酢物、吸い物、魚の煮付け、煮込み、煮豆が付き、酒を酌み交わしながら夜半まで歓談が続く。この土地には「話は庚申の晩にせえ」という言葉がある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。