火の神と水の神が争う平尾台の鎮火太鼓
どんな伝承か
北九州市小倉南区、平尾台の山上に鎮座する大山祇神社では、二月十一日に鎮火祭が営まれる。前庭に青竹を四隅へ立てて注連を張り、庭火を焚く穴を掘り、火打ち石と、水・ひさご・土・川菜の四種を据える。若者は台上でただ一つの平尾の湧水井戸から若水を汲み、広谷盆地の川菜を採って場を整える。斎主は燃え盛る火にひさごの水を三度かけ、川菜と土を投じて鎮める。この間ずっと奏されるのが鎮火太鼓で、火の神の出現、火の神と水の神と人との争い、そして調和と野焼きの景を三部で表すという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。