地獄極楽図を開く長浜の閻魔祭
どんな伝承か
北九州市小倉北区の長浜では、閻魔の縁日にあたる八月十六日、引接庵の閻魔堂で閻魔祭が営まれる。この日は円山派の画家村田応成が安政二年に描いた地獄極楽の図絵が開かれ、小倉の町からも多くの人が詣でた。長浜浦の子供は誰もがこの絵を拝んで育ったという。祭りには閻魔堂の信者や各丁の代表が集まり、浦をあげての行事となる。かつては夜店が立ち、踊りも催されて大いににぎわった。堂はもと六地蔵とともに西ノ丁にあったが、いまは東ノ丁へ移されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。