吉志の戦墓と馬の墓
どんな伝承か
北九州市門司区松ヶ江吉志の大原二本松に、戦墓と馬の墓と呼ばれる二つの藪がある。永禄年間(一五六〇年ごろ)、貴船原(吉志)で行われた毛利氏と大友氏の合戦の死者を葬った場所と伝えられる。この敷地を荒らしたりすると大きな祟りがあるといわれ、地元の人々はこの藪地には決して立ち入らない。門司区には同様に触れてはならないとされる忌地・祟り地が各所にあり、聖地から神聖感を除きタブーへの畏怖だけを残した場所として、この戦墓・馬の墓もその一つに数えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。