三回目の源三窟探検で亡霊像を再確認
どんな伝承か
筆者は、源三窟の鎧と兜に写った亡霊のような像が、ガラス箱の表面に映り込んだ撮影者の姿ではないかという疑いを検討した。ガラスは平らで人の姿がそこまで小さく映るはずがなく、一回目は白い浴衣姿だったのに像は黒い着物で写り、二回目もファインダーをのぞく姿ではなく顔全体が写っていた。これを確かめ直すため、昭和四十一年九月二十七日に三度目の源三窟探検を行い、やはり像が鎧と兜のまわりに張りつくように現れることを確かめた。同じ銘柄のフィルムでも像の姿は撮るたびに変わり、フィルムの性質の違いでは説明がつかないと筆者は述べている。
原典より
この点をいま一度確めるために、昭和四十一年九月二十七日に、私は三回目の源三窟探検を試みた結果、やはり亡霊像は、"よろい"と"かぶと"のまわりに、へばりつくように存在することを確めた。—— 四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の謎(内田秀男・1970年(昭和45年))
『四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。月刊誌『電波技術』に昭和三十八年から四十三年まで「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、魔の踏切、十三日の金曜日、地震予知、お守り札、幽霊写真、虫の知らせなどを、筆者の体験と磁場・電波の実験をもとに論じる。項目ごとに小見出しで区切り、多数の図表と写真を添える。