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浅草観音の像

所在地愛知県北設楽郡設楽町小松杉平
年代伝承
登場六部
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

北設楽郡田口町、いまの設楽町の大字小松の杉平に、むかし十一面の観音様が祀ってあった。あるとき通りかかりの六部がこの観音様に参ったあと、背負ってきた観音像とここの像とを取り換えて持って行ってしまった。この六部はやがて江戸に現れ、吉原田圃のほとりに御堂を建てて観音様を祀ったが、霊験があらたかで次第に名高くなっていった。いまの浅草観音がそれだという。その証拠に、御像の背には三州杉平と刻んであるのだと伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・昭和三十六年(1961)刊)

尾張・三河(愛知県)に伝わる伝説を山/海/水/給水・雨乞/地蔵・観音/石・岩/城跡・屋敷跡/塚・墓/地名/動物・変化/植物/祟り・怨霊/山人・巨人/社寺/その他の15章に分類して集成する。尾張富士の背くらべ、女人禁制の山、河童・狐狸の変化、雨乞いの淵、戦死者の塚や落人伝説、社寺の縁起や地名の由来など、愛知の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地名つきで網羅する。

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