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篠木宗八

所在地愛知県春日井市関田(曽呂利塚)
年代延徳三年(1491)
登場篠木宗八、盛禅和尚
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

東春日井郡篠木村、いまの春日井市の関田に、むかし篠木宗八というすごい盗賊がいた。多くの手下を従え、村はもとより近郷近在を荒し回って人々を悩ませていたが、延徳三年の夏、はやり病で急死した。大草村の福厳寺二代住職盛禅和尚が導師となって葬儀が行われ、いま引導を渡そうというとき、にわかに黒雲が広がって激しい雷雨となり、そのなかから火の車に乗った怪物が現れて襲いかかった。人々は色を失ったが、盛禅和尚は少しも動ぜず一心に読経を続けたので、怪物は退散し、天候もまもなく晴れ渡った。宗八を埋めた跡には今も曽呂利塚が残り、雨の降る晩など、内津川の堤防を曽呂利が提灯をともして歩いてゆくと言い伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・昭和三十六年(1961)刊)

尾張・三河(愛知県)に伝わる伝説を山/海/水/給水・雨乞/地蔵・観音/石・岩/城跡・屋敷跡/塚・墓/地名/動物・変化/植物/祟り・怨霊/山人・巨人/社寺/その他の15章に分類して集成する。尾張富士の背くらべ、女人禁制の山、河童・狐狸の変化、雨乞いの淵、戦死者の塚や落人伝説、社寺の縁起や地名の由来など、愛知の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地名つきで網羅する。

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盗賊火の車読経提灯

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