鍛冶岩の田で夜通しの相撲
どんな伝承か
ミナデ恩納は、検福村のヤスクマメーバルと、上面縄の西南にある鍛冶岩の近くの田芋を植えた田で、一晩じゅう相撲を取り合った。ところが翌朝、田の持ち主が見に行くと、田は荒らされた様子もなかったという。また別の日、七人の荒くれ按司が人の牛を殺している場に出くわしたミナデ恩納は、素知らぬ顔で仲間に加わり、一足先にその場を離れて坂道で待ち伏せた。按司たちが坂の半ばに差しかかったところを、一本の矢で七人まとめて串刺しにしたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。