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喜念権現

所在地鹿児島県大島郡伊仙町大字喜念(喜念権現)
年代伝承(口承)
登場顔を見せぬ美女
出典日本伝説大系 第15巻

どんな伝承か

伊仙町喜念に伝わる。昔、世にも美しい娘がいた。村の若者たちは何とかその姿を一目見ようとしたが、娘は人に顔を見られるのを嫌って外に出ることもなく、誰もまともにその顔を見たことがなかった。ある日、この美女が戸口ですすり泣いているので姉が訳を尋ねると、何か落としたが見つからないという。姉妹が庭を探していると、物かげに隠れていた青年の一人が「見たぞ、見たぞ」と誇らしげに大声を上げて飛び出した。娘は失望落胆し、とうとう山奥の洞窟に身を隠して、そのまま喜念権現の神となってしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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