墓で生き返った人とカシチー
どんな伝承か
牛博労が墓のそばを通りかかると、墓の内から人の声がした。わけを聞いた博労が家族に知らせて墓を開けると、死んだはずの者が息を吹き返していたという。家では焼香のために水へ浸してあった餅米を使ってカシチーをこしらえ、生き返った当人に食べさせて祝った。ここからカシチーを作る習わしが始まったと伝えられる、渡嘉敷の話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。