ハブを三字で分けたくじと埋めた石
どんな伝承か
先祖から伝わる話として、一匹のハブを渡嘉敷・阿波連・前島の三つの字がくじで分けたと語られる。頭を引き当てたのが渡嘉敷、尾が阿波連、前島には胴の真ん中が当たった。頭と尾を得た二つの字では両端がつながってハブが棲みつくようになったが、真ん中しか持たない前島にはハブがいないのだという。前島の印良苅の御嶽の前手にある伊利の畑には、その胴を埋めた場所があり、目印の石が今も残るとされ、埋めてあるからと人に触らせることもなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。