見えぬ土地を得たミルクの世果報
どんな伝承か
利口者のサーカは、天も地もことごとく自分のものだと言い張り、ミルクもそれに逆らわずにいた。いよいよ土地を分ける段になると、サーカは高みに登って見渡せる限りを自分の取り分だと告げ、ミルクは残りをすべて引き受けると答えた。サーカの手にしたのは山ばかりの痩せ地で、ミルクの得た平地は何を植えてもよく育ったという。これよりミルクは世果報の子として敬われるようになったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。