親蛇子蛇
どんな伝承か
宮崎県西臼杵郡日ノ影町の尾村で、ある男が崎の原で藪切りをし、大木に登って枝打ちをしていた。木の洞穴には出産を控えた二匹の大蛇が住んでおり、男を振り落とそうとしたが、男の歌声に聞きほれてできなかった。その夜、大蛇は男の枕元に立ち一週間の猶予を願い出て立ち退くと約束したが、男は藪に火を入れ雌蛇を焼き殺してしまう。その祟りで男の家には代々不幸が続き、逆巻大明神として祀られたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。