三弥長者
どんな伝承か
四百年ほど前、大分県庄内の小間物売り・さんや(山弥)は、岩戸境でとうぎの人と昼寝をしていた。眠らずにいたさんやが見ると、蜜蜂が土呂久の山から来て眠っている人の鼻に入っていく。目覚めた男が「土呂久に天然の銀がある夢を見た」と語ったので、さんやはその夢を自分の小間物と交換してもらい、聞いた場所を掘って金山を掘り当て、千両箱を持ち帰る大尽になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。