十三塚
どんな伝承か
国分八幡と宇佐八幡とが互いに正統を争い、宇佐八幡はひそかに使いを遣わして国分八幡を焼かせた。ところが火焔は天を蔽い、朦々たる黒煙がおのずと「正八幡」の文字をなして現れた。驚き恐れた使者たちは逃げ、この地まで来て一人倒れ二人倒れ、ついに十三人に及んだ。わずかに一人だけが身を空しゅうして宇佐に帰り着き、ことの次第を語ることができたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。