人柱(お鶴・市太郎)
どんな伝承か
人柱伝説「お鶴・市太郎」の類話。福岡県北九州市小倉南区に伝わる。土手を復旧するとき、ある人が若い女を人柱に立てようと言い出した。ところがくじを引いてみると、言い出した本人に当たってしまい、結局その者の十二歳になる一人娘が人柱に立てられたという。出典は『郷土調査』。親話は、山国川下流の沖代平野に井堰を築く際、地頭七人が袴を川に流し、真先に沈んだ湯屋弾正が自ら人柱に立ったという中津市相原八幡鶴市神社の伝説である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。