新府城の堀の耳ある大鰻
どんな伝承か
新府城の堀の泥をさらったときのこと。水を汲み出した底に棒のようなものが見え、大勢で取り押さえてみると、耳の生えた大きな鰻であったという。これを料理して酒の肴にしたが、鰻を嫌う者は箸をつけなかった。ところがその晩、村は大火に見舞われて軒並み焼け落ち、ただ鰻を口にしなかった家だけが一軒、焼け残ったと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。