赤松の犬の墓
どんな伝承か
東祖谷山村の阿佐に異次郎という弓の名人がおり、その飼い犬は利口で、手紙を他の村へ届けていた。ある日、菅生へ手紙を届けさせようとして四十間ほど走らせた所で、異次郎は自分の腕を試したくなり犬を射てしまった。矢は命中したが、犬は手紙をしっかりくわえたままであった。後悔した異次郎は、犬を亀尻の道に葬った。これが大枝の犬墓であるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。