日を招き返して罰を受けた山姥
どんな伝承か
東祖谷山村の樫尾に山姥が住んでいた。村人が蕎麦を作るのを見て、自分も山を切り開いて蕎麦を蒔く。よく実ったのでマゴジャクシを手に刈り始めたが、夕方になっても刈り終わらない。日が西の山へ沈みかけると、山姥はマゴジャクシを振って日を招き返した。日はわずかのあいだ山の端から戻ったものの、その罰が当たって山姥は死んでしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。