土御門帝と豆腐株
どんな伝承か
『阿州奇事雑話』巻之一に、板野郡の池谷村に御陵があり、伝えていうには人皇八十三代土御門の御陵である、と記されている。『日本伝説大系』第十二巻は、これを「土御門帝と豆腐株」の章に掲げる文献の一条としている。同章の本条は、土御門上皇が宮川内谷へ落ちのびられたとき、後から餅を捧げて追った女房二人が樵夫の言葉に驚いて自害し、その樵夫の子孫が近年まで正月の餅を搗かず豆腐をこしらえて食べる慣習を守ったという土成町の由来譚である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。