酢を注いで浮いた川の大ぐも
どんな伝承か
木こりに出た爺が山で一休みしていると、川から大きな蜘蛛が這い上がり、爺の足の親指に糸を掛けてまた水へ入った。爺が糸を外してそばの木の株へ掛け替えておくと、蜘蛛は株ごと川へ引き込んでしまった。爺は家から酢を持ってきて、蜘蛛の沈んだあたりへ注ぎ込んだ。すると蜘蛛は浮き上がり、そのまま流れていったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。