蓮如の雷封じ
どんな伝承か
滋賀県坂田郡近江町(現・米原市)顔戸の證光寺で、井戸端にある杉の木にある夜、雷が落ちた。翌朝、寺に雷が落ちたと聞いた村人たちが集まってくると、和尚は、昨夜の雷は井戸の中へ地蔵が封じ込めてくれたので、この村にはもう雷が落ちないと告げた。見ると井戸の蓋を押さえるように、杉の根元にあった地蔵が倒れていた。それ以来、村には落雷がなく、村人はこの地蔵のために立派な堂を建てて雷封じの地蔵として信仰したという。『近江町むかし話』に記された話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。