天城山の陰に隠れた姉の山
どんな伝承か
妹の駿河富士は誰もが認める美女で、姉の下田富士は醜い山であったという。姉は自分の見苦しい姿を妹の目に触れさせたくないと思いつめ、天城山の背後へ身を寄せて隠れてしまった。そのために下田富士は伸びることをやめ、今のような小さな山の姿にとどまったのだと語られている。『ふるさと百話』十六に収められた伝えである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第7巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第7巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全97話(愛知・岐阜・長野・静岡=中部)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。