江曽の走り境
どんな伝承か
昔、在所の境を決める際、立ち会った役人が江曽の人に「日が暮れるまで南へ走った所までを持ち山にしてやる」と告げた。江曽の村人は力の限り走り、久乃木まで来てしまい、若林や飯川の分の山までなくなってしまった。困った役人に、久乃木の村人が余っている山を持て余していると申し出て、久乃木の山を若林と飯川に分けてやることになった。これが五ヶ山という入会山の始まりと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鹿島町史 通史・民俗編――伝説(鹿島町(編)・鹿島町史・自治体史(民俗))
『鹿島町史 通史・民俗編』所収の伝説。石川県鹿島町(能登・現中能登町、石動山麓と邑知地溝帯)に伝わる自然・信仰・歴史伝説を採録する。