四郎左衛門の力持ち
どんな伝承か
能登の四郎左衛門は、親作へ御収納を納めに行く時、五斗俵を両脇に抱え、力持ちの食い溜下駄を履いて、その上さらに二俵を担いで平気で歩いて行った。細い小道を通っても足駄の歯は折れなかったという。力のある者は細い縄を持っても切らず、薄歯の足駄を履いても折れない、それにはこつがあるのだと語られた。また、ある時は山へ弁当を持って行くのが面倒だと言って、上がり框に腰かけたまま昼の弁当を食べてしまった。こんな食い溜めもする者であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鹿島町史 通史・民俗編――伝説(鹿島町(編)・鹿島町史・自治体史(民俗))
『鹿島町史 通史・民俗編』所収の伝説。石川県鹿島町(能登・現中能登町、石動山麓と邑知地溝帯)に伝わる自然・信仰・歴史伝説を採録する。