樊噲さま(ハンカイ講由来)
どんな伝承か
田打ち前のこと、日本の仁王さまが、海の向こうに樊噲という力持ちがいると聞いて力比べに出かけた。ところが地響きがするので付近の者に尋ねると、「はんかいさまの足音、歩いてきてや足響きや」と言われた。これではとてもかなわないと、日本の仁王さまは逃げ帰ってきたという。それからは樊噲のような力がつくようにといって、春の田打ち始めに団子やおはぎを作り、お講を営んで食べた。そこからハンカイ講が起こったのだと伝えられている。
原典より
田打ち前に、日本の仁王さまが、海のむこうに、樊噲という力持ちがおるということを聞いて、力比べにいったがや。—— 鹿島町史 通史・民俗編――伝説(鹿島町(編)・鹿島町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鹿島町史 通史・民俗編――伝説(鹿島町(編)・鹿島町史・自治体史(民俗))
『鹿島町史 通史・民俗編』所収の伝説。石川県鹿島町(能登・現中能登町、石動山麓と邑知地溝帯)に伝わる自然・信仰・歴史伝説を採録する。