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坂の金毘羅社の霊験

所在地広島県安芸高田市坂(金毘羅社)
年代寛文〜元禄十三年
登場吉重、青山多太夫、青山和泉守吉重、青山多太夫、八幡社々司(祈願者)、授かった男子・のちの社司
出典高田郡史 民俗編――伝説

どんな伝承か

広島県安芸高田市(旧高田郡向原町)坂に伝わる話によれば、八幡社の社司・青山多太夫は子がないことを嘆き、七日七夜こもって祈願したところ、満願の夜に金毘羅神が夢に現れ、男子を授けると告げた。翌年、告げの通り男子・宮出来(のちの青山和泉守吉重)が生まれた。吉重が三十九歳のとき、再び金毘羅神の夢告により定命を告げられ、その通りに息絶えたが、家族が祈り続けると三刻ののち蘇生した。吉重は讃岐の金毘羅社へ礼参りし、持ち帰った五色の小石を神社に納めて祈ると、数々の霊験があり「坂のこんぴらさん」として知られるようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高田郡史 民俗編――伝説(高田郡(編)・高田郡史・自治体史(民俗))

『高田郡史 民俗編』所収の伝説。広島県高田郡(安芸高田・吉田町ほか)に伝わる口承を採録する。

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