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榛名湖のガニと餅供え

所在地群馬県高崎市榛名湖町(榛名湖)
年代伝承
登場木部の人々
出典高崎市東部地区の民俗――伝説・昔話

どんな伝承か

榛名湖では、夕方に湖面へ落ち葉が散っていても、翌朝にはすっかり消えているという。湖に棲むカニが、水に落ちた葉を片づけてしまうのだと言い伝えられている。また木部の人々は四月一日に餅をついてホケエという器に入れ、榛名湖まで運んだ。何かを唱えてホケエを湖に供えると、器はひとりでに湖の中ほどまで進んでぷくんと沈み、やがて餅はなくなって、空になったホケエだけが岸へ戻ってくると伝えられる。

原典より

木部では四月一日に餅をついて、ホケエに入れて、榛名湖へ行き、何か唱えて、ホケエを供えると、ホケエが湖の真中まで行ってプクーンと沈む。—— 高崎市東部地区の民俗――伝説・昔話(群馬県民俗調査報告書 第20集・群馬県民俗調査報告書) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高崎市東部地区の民俗――伝説・昔話(群馬県民俗調査報告書 第20集・群馬県民俗調査報告書)

『高崎市東部地区の民俗――伝説・昔話』は、『群馬県民俗調査報告書』第二十集『高崎市東部地区の民俗』のうち、口頭伝承の章である。榛名湖に入って蛇となった木部姫、弘法大師の七つ井戸、慈眼寺近くの餓鬼坂、オサキ使いの家などの伝説と、うばすて山や和尚と小僧、火の玉や死の予兆の体験などを、話者の地区名を添えて収める。伝説・昔話・命名・諺の項に分け、村の姓やあだな、農事や天気にかかわる諺も採録している。

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