供物を奪う日吉社の狐
どんな伝承か
沖村の字宮浦にある日吉社の裏手には、むかし狐が棲んでいたという。夜、社の前を通る者の着物や食べ物を奪い、祭りの晩には姿を現わして酒を飲んだと語られる。食べ物を分けてやらずにいると、きまって何か悪いことが起こるといわれたので、ムラの者は狐に逆らおうとしなかった。
原典より
字宮浦の日吉社の裏には、むかし、狐が棲んでいて、夜、神社の前を通る人の着物や食物を取ったり、祭りのときに出てきて酒を飲んだりしたといわれる。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。