良西法師が開いた根本山神社
どんな伝承か
根本山は飛駒の最も北、群馬県の桐生市と境を接する山深い地にあり、そこにまつられる根本山神社には古くから多くの言い伝えがある。神社の始まりについては次のように伝わる。天正元年の四月一日、良西法師という僧が桐生川の流れに沿って山へ分け入り、苦労を重ねてようやく根本山の頂にたどり着くと、そこに根本山神社を開いた。法師はその後、社を代々の世襲として守らせ、子孫にその信仰を受け継がせたという。
原典より
天正元年(一五七三)四月一日、良西法師は桐生川の流れに沿って登り、苦心して根本山頂へ着き、根本山神社を創建し、代々世襲として子孫にその信仰を伝えた。—— 田沼町史 第1巻(自然・民俗編)――伝説(田沼町(編)・田沼町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
田沼町史 第1巻(自然・民俗編)――伝説(田沼町(編)・田沼町史)
『田沼町史 第1巻(自然・民俗編)――伝説』は、田沼町が編んだ町史第一巻のうち、伝説の節の大半とことわざの節の冒頭を収めたものである。僧や鎧の祟り、神社の霊験、佐野宗綱の出陣、藤原秀郷ゆかりの井戸、義民、地名の由来、落人、寺社の縁起など、町内各地に伝わる話を地名や家名とともに記す。伝説は英雄偉人・義民・地名・落人・寺社縁起などの項に分けて並べ、ことわざの節は調査員の協力で集めたものを五十音順に掲げるが、いの項で終わっている。