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滝の水がよけた行の記憶

所在地香川県小豆郡土庄町
年代昭和初期(著者六歳頃)
登場余島シズエ、著者、霊能者(原典L121で母として本山キヌエと併記・滝で九字を切った『母二人』の一人)
出典フィリピン心霊手術調査行

どんな伝承か

本山博が六歳ごろ、暑い夏の日中に、土庄から二里ある山の行場、肥土山からさらに半里余りの所へ連れて行かれた。その日初めて滝に打たれたが、落ちる水の力で頭は割れるように痛み、鼻も口も目も耳にも水が入って息ができない。滝壺が深くて外へ出ることもできず、そのうち意識が朦朧としてきた。すると急に楽になり、薄目を開けると水がかなり外れた所に落ちていた。岩を伝って滝壺の外に出ると、母たちが滝に向かって九字を切り祈っていた。母は「お前が苦しそうだから、神様にお願いして滝の水をよけていただいたのだ」と言ったという。

原典より

母が言うのには、「お前が苦しそうだから、神様にお願いして、滝の水をよけて戴いたのだ」ということであった。—— フィリピン心霊手術調査行(本山博・本山博・宗教心理学・1971年(昭和46年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

フィリピン心霊手術調査行(本山博・本山博・宗教心理学・1971年(昭和46年))

『フィリピン心霊手術調査行』は、本山博がフィリピンの心霊手術を二度現地で調べた記録の上巻で、序文の日付は一九七一年四月、本文末尾は一九六九年二月である。ライン教授の紹介で来訪したベルク氏を機に昭和四十一年と四十三年に渡り、トニー、ブランシェ、メリカドらの手術に立ち会い、手術家の超心理学的検査や摘出物の病理検査を行った経緯を見聞のままに記す。第一回調査、帰国後の反響とインチキ騒動、第二回調査の三章からなり、巻頭に標本の病理診断書を掲げる。

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