肥後の肉団から生まれた女子
どんな伝承か
熊本県八代市豊服郷を舞台とする『日本霊異記』所収の異物出産譚。霊亀二年十一月十五日、豊服広公の妻が卵のような肉団を産み、不吉として山中の石に隠したところ、七日後に殻が開いて女子が生まれた。この子は八か月で急に成長して身長三尺五寸となり、生まれつき聡明であったと記されている、古代の異物出産伝説である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・大正・昭和初期)
博物学者・日野巌の古典的妖怪研究『動物妖怪譚』の前半(總論〜多爾具久)。