真弓神と金砂神の不和
どんな伝承か
真弓の神と金砂の神は姉弟でありながら不仲だったという。金砂の神が四所権現の会議に姿を見せない真弓の神を待たされた恨みから「待つ・松」を嫌い、金砂山には松の木がない。幡町から岡田町へ向かう途中の十二丁田んぼでは、金砂の田楽行列が通りかかると武者が真弓山に向かって十二張の弓弦を鳴らし矢を射るまねをする神事があり、両社を同時に参拝してはならないとも伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
常陸太田市史 民俗編――伝説(常陸太田市(編)・常陸太田市史・自治体史(民俗))
『常陸太田市史 民俗編』第五章所収の伝説。茨城県常陸太田市に伝わる自然・社会・人物・信仰伝説を採録する。