長浜の山の芋から釣針
どんな伝承か
橘南谿の紀行文『東遊記』巻一「竹根化蝉」の一節に、近江の人が語った話として次のように記されている。長浜で山の芋を掘ってきて料理したところ、中から釣針が出てきたことがあった。掘った場所はかつて琵琶湖のほとりだったといい、この芋は鰻が化けたものに違いないと語られたという。橘南谿はこれを語った人物は誠実な人物だったとも書き添えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
科学的教養(小泉丹・小泉丹・科学論・昭和(戦中))
生物学者・小泉丹『科学的教養』(戦中刊)。国民の科学性とは科学知識の普及ではなく科学的態度であるとし、科学的・非科学的の境界を吟味したうえで、怪異談を科学的に検討する。