派手にやると不幸が起きる厄祝い
どんな伝承か
厄除けの祈願は、尾張国府宮の裸祭りに加わって果たすことが多かった。一方でジゲの人々を家に招いて振る舞う厄祝いもあり、長牧や北間島では家へ招き、堀之内・中島・西条では氏神祭りに合わせて芝居を掛けたり獅子を舞わせたりした。いずれも思いきり賑やかにして厄を追い払う趣向である。ところが八ツ屋では、厄年の祝いはあまり派手にやるものではないと言い伝えられていた。一度ジゲを上げて厄祝いをしたところ、そのジゲに不幸が起きたことがあったからだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗))
『大治町民俗誌 下』第五〜八節所収の霊と神・怪異・俗信・民間療法。愛知県海部郡大治町に伝わる心意現象を採録する。