鼠宿の地名由来(寝ず見)
どんな伝承か
坂城町の鼠宿という宿名は、戦国時代にこの地へ寝ずに見張りをする番所が置かれ、それを寝ず見と呼んだのが、いつしか鼠宿と書かれるようになったものだと伝わる。鼠宿は北国街道、加賀街道とも呼ばれた道筋の宿で、すぐ南の岩鼻は街道随一の険所として知られ、加賀金沢城主の前田侯は参勤交代のたびに難所を心配し、無事に通過すると飛脚を飛ばして金沢へ報告させたという。岩鼻一帯は蛍の名所でもあり、信濃奇勝録には夏至の頃に三夜だけ蛍合戦があったと記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌・自治体史(民俗))
『坂城町誌 上巻(自然編・民俗編)』所収の伝説。長野県坂城町に伝わる村上義清ゆかりの伝説を採録する。