前後する火の狐火
どんな伝承か
利根川の土手で、火が先になったり後になったりするのがよく見えた。あれはキツネの嫁入りだといわれた。子供の頃、大勢で見て、皆に見えたという。何があるのだろうか、キツネに発光体があるのだとも、キツネがあぶくを吹くと光るのだとも聞いたが、それでは嫁入りの火のようには見えないだろうと語られている。取手では、利根川の堤防や土手で嫁入りの火を見たという話がほかにも語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。