阿保原地蔵尊と草鞋
どんな伝承か
ひたちなか市馬渡の本郷には、阿保原地蔵尊と呼ばれる地蔵が祀られている。これは川又末吉という人によって祀られたもので、足の弱い人が草鞋を上げて願をかけたという。もともと阿保原という所に足が丈夫になる地蔵様があり、それを祀ったのだと伝えられている。市域では長砂や稲田などにドウロクジンが祀られ、そこにも大きな草鞋を作って供えたと伝わる。長砂ではその理由は分からないというが、上高場では足の病気にならないようにと大きな草鞋を作って供えたといい、いずれも足の病によいという信仰であった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
勝田市史 民俗編――小祠の信仰と流行神(勝田市(編)・勝田市史・自治体史(民俗))
『勝田市史 民俗編』第III章信仰生活所収の小祠の信仰と流行神。茨城県勝田市(現ひたちなか市)に伝わる民間信仰を採録する。