事例16:のヨウカトウ(八日塔)は、コ
どんな伝承か
茨城県西茨城郡七会村の事例では、二月と十二月の八日をヨウカ様といい、屋敷の裏手に熊笹で「ヨウカトウ」と呼ばれる供物棚を作って、夕食にはそばを打って供える。この名は、コト八日に作られる供物棚が塔のような形をしていることに由来する素朴な呼び名である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・昭和(1988))
民俗学者・佐々木勝が全国の民俗調査をもとに厄除け・厄払いの習俗を日本人の霊魂観から論じた研究書(昭和六十三年)。祖霊信仰・霊魂信仰・厄神信仰を背景に、防塞系呪術(防御型・鎮送型・攻撃型・潔斎型)と祭祀系呪術(供物型・奉迎型)に呪術を類型化する。本文は〔事例〕番号付きで全国各地の具体的習俗を多数収める。