四谷怪談を書くたび続く異変
どんな伝承か
作家の高橋克彦は、四谷怪談に関わるたび身のまわりで異変が起きたと記す。現代語訳を引き受けた折には担当編集者が危うく死ぬほどの事故に巻き込まれ、著者自身も椎間板ヘルニアと視力低下に苦しんだ。映画化の話が進むと、台本を書き直した知人と親しい女性が右の瞼の腫れに悩まされ、企画も流れた。さらに雑誌で実説の連載を始めた際、お岩稲荷への参拝を省いたところ、女性担当者の顔の右半分に原因不明の湿疹が出た。年末には飼い猫の顔も、右目を中心に毛が抜け落ちて黒ずんだ。祟りに違いないと言う知人の言葉を、いまは笑い飛ばせないという。
原典より
私は信じていやしないが、知人は祟りではないかとしきりに口にする。—— 黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)