志摩の楽器に和す霊石
どんな伝承か
古来、諸国には夜泣石・同言石といった怪石があり、常に霊怪を現ずるものとされてきた。伊勢国度会郡一の瀬川の南方、南中一濱村には高さ十丈ばかりの青黒い巌石があり、その傍らで話をすると、岩の中の何者かが目ざめたようにただちに和して言うという。ただしこの怪石は音楽には応えない。これに対し、志摩国鳥羽の恵利原村と新島村の境には音楽に和し奏する霊石があり、これに向かって謡曲を謡い、浄瑠璃を語り、三味線を弾き、笛を吹けば、石もまた歌い、かつ弾奏するのだと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊哲学の現状(高橋五郎・大正時代(1910年代推定))
バイバル夫人の交霊会(心霊哲学の現状)/霊媒術と自動書記/音声による霊界通信/物質化現象/心霊哲学と死後存続論